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縄文と琉球。
category: 日々つれづれ

今日も過ごしやすい気温でした。
一度もクーラーをつけずに過ごすことが出来たのは久し振りです。

 

 

本日は縄文展と琉球の美展の感想になります。


書きたいなーと思いながらなかなか書けずにいたのは、どうまとめていいか迷ってしまったからなんです。
ただこれは個人の日記なので、完成度は気にせず綴ってみることにします。

 

 

●縄文展

正直なところ私は縄文時代に詳しいわけではありません。
ただ攻め過ぎているグッズ展開がどうにも気になったのと、タイムラインで評判が良かったので足を運びました。

 

……という程度の前知識でしたが、色々会場で考えてきました。


話はずれますが、物凄く大満足な展示だった割には日記に書いていないものがあります。
昨年秋から今年の冬まで国立科学博物館で開催されていた『古代アンデス文明展』です。

謎の多いアンデス文明の、目映い金細工やミイラや血生臭い祭祀の現場やあれこれが非常に丁寧に展開されており、それ故に感想を書こうとするとどうにも表現が陰惨になり、私の心に秘めたままにしました。
(今、見たら巡回展が仙台市博物館で開催されていますね。9/30までなのでお近くの方は是非)

 

何故そんな話を引っ張り出したかと申しますと、今回の縄文展でも同じようなポーズの人形があったからです。
「祈る」人間を模した陶製の人形。
その他にも世界のあちこちに似た形のものがあります。
全く交流などない遠く離れた国なのに、宗教も違うのに、何かを祈る時には同じ姿勢になるのだなと。

 

縄文展は時代的にそういった祭祀関係のものが多いのですが、中でも強く印象に残っているものがあります。
子供の手や足跡のお守りです。
小さく平たく、丸い粘土に小さな跡がくっきり。
今まで教科書の中でしか存在しなかった縄文の彼等が、そこに確実に「いた」痕跡。
すごーく不思議な感覚でした。

 

あとは火焔型土器が授業で習った記憶より非常にバリエーション豊か!
捻ったり彫ったり刻んだり丸めたりで、こういう模様を描き出すセンスが素晴らしいな、と。
弥生時代に煮炊きするようになってシンプルになってしまうのが惜しいくらい。
貝や陶器のアクセサリーや、蔓を編んだポシェットなども可愛い。

土偶も、日本国内で少しずつ流行があり、形や飾りが違うのも面白かったです。

 

病気や怪我などの快癒を祈って人形の腕なり足なりを破壊するというのも、世界のあちこちで行われますよね。
先の祈る人形もそうですが、教えられたわけでもないのに、色々な場所でそう思いつくのは興味深い。

恐らく最も有名な遮光器土偶、ハート型、女神など実物も揃っており、そういう意味でも見応えは抜群なのですが、並ぶ祭祀の跡を眺めながら、ついあれこれ物語を考えてしまうのでした。

 

国立科学博物館で2018年9/2まで。

 

 

 

●琉球〜美の宝庫〜展

 

私は自分の不勉強を猛省しなければならぬ。
紅型は好きで少し調べたことがあったのですが、漆器や食器はほぼノーチェックだったのです。

 

夜光貝の螺鈿細工が、もう最高の最高で。
螺鈿は貝を剥いで(削って)作るので普通は細やかなものが多いですよね。
でも夜光貝はそもそもが大きいので意匠も大柄、しかも中国や東南アジアの影響を受けた図案も多く、独特の美しさです。
あんなに大きな形で、あんなに光る螺鈿の家具や食器を初めて見たと思います。
小箱のレプリカなどが売られていなくて本当に良かった、うっかり手を出したかも知れない。

 

珊瑚や瑪瑙、水晶などの小さな宝玉を埋め込んだ宝冠(レプリカ)や、色とりどりの硝子珠を編んだものを被せた祭祀用の食器などもやはり初めて見るもので、その細やかさに驚いたり。

 

紅型もそうですが、どれも「鮮やかな色数が多いのに下品にならない」んですよね。
模様は桜や蔓、菖蒲、鳥などですが色合いが南独特のもの。
展示されている衣装などを改めて見ると、染めたり織ったり編んだり描いたりした方々の色彩感覚に惚れ惚れします。

 

あと江戸上がり(琉球から江戸までの使いの一団)の絵なども何枚も出ていまして、やはりそこでも物語を想像してしまいました。
「楽童子が美少年ばかり」的なことが書いてあったので、ので、ので。

 

 

他にも色々と刺激になったことが沢山あるのですが、縄文展とあわせて、私の中でまだ完全にまとめきれなくて。
でも展示はもうすぐ終わってしまうので、ひとまず記事にしました。

 

異なる文化の融合は侵略なども絡むのでお気軽に「最高!」とは言い難いのですが、それでも私はやはり複数の文化が混ざってゆく過程と、そうして出来上がったものが好きです。
良い機会なので、琉球王国など色々調べてみようと思います。

 

サントリー美術館で、こちらも2018年9/2まで。

 

 

 

 

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