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最近観た映画三本。
category: 日々つれづれ

GW、楽しんでますか?
私は連休中は仕事をして、来週あたり横浜に行ってみようかなと考えています。

 

 

ご紹介したい映画が何本もあり、今日は長めの記事です。
お時間のある時にでもどうぞ。

 


『ペンタゴン・ペーパーズ』

 

『ペンタゴン・ペーパーズ』公式サイト

 

しみじみ良作です。
恋愛要素もなく、派手なアクションもなく、粗筋を説明すると「アメリカ政府が隠していたベトナム戦争の機密文書を手に入れた新聞社が、それを公表するのか?」という話です。
それだけといえばそれだけですが、それだけのために沢山の人達が葛藤し、奔走するんです。

 

主人公のキャサリンはアメリカ主要新聞社史上初の女性発行人。
そんな彼女の新聞社が、とある経路で機密文書を手に入れる。
けれどそれを公表することは政府に楯突くことであり、世に出せば彼女は反逆罪で逮捕され、新聞社に勤めている人間全員も投獄は免れない。
それでも報道の自由を選ぶか、という。
同じ立場で同じ脅しをかけられたら……どうします?

 

キャサリンは「少なくとも表向きは」穏やかそうで可愛らしい女性なんですよ。
観る前は『女神の見えざる手』のエリザベスのような性格を想像していたのですが、いかにも良家の奥様といったふうで、おっとりした印象。
そんな彼女の選択を観て欲しい。
(『女神の見えざる手』はタイミングを逃して記事にしていないのですが、シナリオが何度も引っ繰り返る、最後まで気の抜けない名作です。個人的にこのヒロインのエリザベスとても好き。容赦が無く味方まで利用し出し抜く計算高さがあり、でも根っこが不器用な感じが)

 

エンディングの少し前、裁判所から出て来た時に仲間の男性達にはコメントをとろうとする人達が押し寄せる。
けれど彼女は女性だから見向きもされない。
けれどけれど、そんな彼女を優しく迎え入れるように、外で待っていた沢山の女性達が微笑みかける。
心に刻まれる名場面だと思います。

 

 

映画の後、モデルとなったキャサリン・グラハムさんがどんな女性だったのかもっと知りたくて調べたりもしました。

(作中では明確に描かれなかった旦那さんとの関係が気になって……そして旦那さんの自殺の理由が……辛い……)
そういうものを背負ってのあの決断だと思うと、もう一度泣けます。

ちなみに本当の最後のラストシーンがまた秀逸で、完璧なオチ。

知人に出版系が多いせいか、みんな観に行ってみんな絶賛していました。
表現の自由、報道の自由の意味を改めて噛みしめる素晴らしい作品です。

 

 

 

 

『レディ・プレイヤー1』

 

そんな『ペンタゴン・ペーパーズ』と同じ、スピルバーグ監督の作品ながら全く別のエンタメ系がこちら。

 

『レディ・プレイヤー1』公式サイト
 

●●が親指を立てながら溶鉱炉に沈んでいくシーンは涙なしには観られません。
…………ネタかと思いますよね?
本当に沈みますから。
その他にも『AKIRA』の金田バイクとかデロリアン、ガンダムVSゴジラ、『メリーに首ったけ』に『シャイニング』『チャイルド・プレイ』その他にも様々な作品のキャラが登場しています。

電脳世界『オアシス』創設者の遺言により、三つの鍵を探し出すと莫大な財産を相続出来る───お話としては王道ですが、分かっていても「信頼出来る仲間」と「初々しい恋」は良いものです。
ヒロインのアルテミスがそもそも金田バイクに載っているくらいなので、頭が切れて行動的、そして可愛い。
そして何より、主人公のパーシヴァルが真っ直ぐで真面目で、でも勇敢で仲間思いというこれまた王道タイプ。
でも王道は正義。

彼の行動が全く期待を裏切らないもので、見終わった後に爽快感があります。
週休二日、いいと思う。


ただ。
元ネタ作品が多過ぎて、観る人を選ぶのでは……? という不安もあります。
トレイラーを観て「これは自分のための映画だ!!」と思った人は観るべき。
私はつい懐かしくなって『シャイニング』をまた観てしまいました。
双子はよきもの。
怖いけど。

 

 

 

 

『君の名前で僕を呼んで』

 

『君の名前で僕を呼んで』公式サイト

 

とても美しく繊細で、私が大好きな果物の使い方がいかがわしい映画で最高でした。
17歳、最高です。
アプリコット、最高です。
ぶかぶかのシャツ、最高です。
あの「好き」と「欲望」が同時に溢れて、想う相手にぶつけずにいられない感じがもう、もう。
アプリコットは瑞々しく美味しそうで、澄んだ水は煌めいて、北イタリアの太陽は眩しくて、卑怯なくらい「綺麗」を繋ぎ合わせて、17歳の最初で最後の夏が描かれています。
ゲイ映画というカテゴリになるのだとは思いますが、先入観を抱かず「恋愛映画」として観ていただきたい作品です。

 

個人的に同じ方向で『キャロル』もおすすめしておきます。

 

『キャロル』公式サイト

 

こちらは女性同士なのですが、ケイト・ブランシェットが神がかって上品で美しく、ルーニー・マーラがひたすら健気で可愛いくて、ファッションも華麗で、その上、この時代の女性の身分的な制約や苦悩なども描かれていて、最後まで完璧な作品です。
2016年公開でしたので、レンタルでどうぞ。

 

 

 

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